楽観的な人は、失敗を省みない人

※ 多分に毒っぽい内容なので、このブログのタイトルを読める人だけ読んでくださいね。

 

 

 


最近、個人的に高齢の方になにかを教える機会が多いのだけれど、教えている際に、非常に気になることがある。

「自分の都合で記憶を書き換えてしまう」ことだ。

たとえば、(高齢者)本人が「わからない」と持ってきた契約書の内容とかで、私が代わりに読んでもちょっと不明な点がある場合「この部分は直接担当者に確認してみてくださいね」とその場では保留にすることがある。
本人は「○○について担当者に確認する」とかメモを取るのだが……実はこの時点で本人は「問題の内容」を全く理解していない。
それで一応(本人の行動で)担当者に問い合わせて確認するのだが、結局たらい回しになって返ってくることが多い。
(と、私はここまで想定した上で、あえて確認を取っているだけである)

そして、私はその「たらい回しになった」結果を踏まえた上で、代替手段を示したり、私の責任で「問題なし」と判断して認可したりするのだけれど……


ここで多くの高齢者が怒り出したり、あるいは「自発的な行動とすり替えてしまう」のである。

 

まず怒り出すケース。
これは私が「保留にした」ということを、勝手に本人は「私が分からないといって放り出した」と認識しているのである。
「勝手に」というのは悪意のある言い方だろうか。
しかし実のところ「ああ、おそらくこの人は(認知できていないことを私のせいにして)後で怒り出すんだろうなあ……」と想定しながらも、私はその指示を出しているので、「勝手にそのように思い込む」であろうことまで見越した上での操作だったりする。

私自身も「ああ、あとで怒鳴られるんだろうなあ……」と思いながらの対応なので、あまりやりたくはないのだけれども、(体面上)本人に確認を取らせた上で「やむを得ずこちらで預かる」という形を取らざるをえなかったりする。

ちなみに本人は「アイツは使えねえ」とレッテルを貼って片付けるのがパターンになっているので、特にダメージは無い。
私からは、「おそらく今までもそうやって生きてきて、周囲が苦労してきたんだろうなあ……」と思いやるぐらいしかできなかったりする。
そして今回の一件も、そうした過去のパターンの一つを積み重ねるだけの出来事になり、おそらく一生をそのように思いこんで終わるのだろうなあ、と想像する。

 

次に「自発的な行動とすり替えてしまう」パターン。
これは私が「保留にして、確認を指示した」ということを忘れて、(しかしメモは手元にあるので)「本人が自発的に聞いてきた」と記憶を創ってしまうのである。
もちろん、本人は「問題の内容」を全く理解していない。
だから全く意味のわからない質問を繰り返して「担当者を困惑させた」という手柄(と本人は思っている)を持ち帰ってきて、私に嬉々として報告してきたりする。

まあそれを受けて、私も「そうですかー、向こうでも分からなかったんですねー。それじゃ、仕方ないのでこうしておきましょうか~」とか言って、代替手段を示したり、“やむをえず”越権的な対処で済ませる。
怒り出すケースに比べれば穏当とは言え、これも本人にとっては「苦労したけれど、私がどうにかした」手柄と認知し、今回の一件も、そうした過去のパターンの一つを積み重ねた出来事になり、おそらく一生をそのように思いこんで終わるのだろうなあ、と想像する。

 

これらの原因はなんだろうか。
①高齢者だから
おそらくは、これが一般的な解釈だろう。
加齢により認知能力が下がり、このような行動に至っているのだろうと。
しかし、例示したとおり「高齢になって急に出現した事象」ではなく、実は長年積み重ねてきた一連の行動が発露しているにすぎない。

 

②(現在高齢者にあたる)特定の年代では標準的な傾向だから
これもおそらくは一般的に考えられる解釈だと思う。
つまり「昔ならこれでも許された」。そして「周囲が立ててくれてきた」
私自身も少し前までは、このように考えていた。
少なくとも私自身にはこのような傾向はなく、同世代の周囲の人間にもあまり見られない傾向だからだ。
同時に現代的な評価基準においては、「立場を重んじた」対応をされることは少なくなり、このような考え方を持ちにくくなってきた。そのように考えていた。

 しかし、心理学の勉強を始めて周囲の人を注意深く観察するようになってから気づいてしまったのだけれども、実はこのような考え方をする人は世代を問わず「結構いる」。

 


 ちょっと話が脱線するが、次項の考えに至ったきっかけとなるエピソードを紹介したい。
以前、私がまだ心理学を学び始めた最初の頃、車中で友人に、ちょっとした「豆知識」みたいなものを披露したことがある。
しかしその友人はその「豆知識」の内容が気に入らなかったらしく、急に怒り出してしまったことがあった。
私は彼の怒りのポイントがさっぱり分からず……まあ険悪な雰囲気は理解したので、それ以上特に語ることなく一晩置いた。

 

 そして翌日の車中で、彼は……ふと昨日と同じ情景から何かを思い出したのだろうか。
前日の「豆知識」を「テレビかなんかで聞いたんだけど……」と、得意げに披露し始めたことがあったw

以前の私なら「いや、それ昨日私が話した内容そのままなんだけどwww」と指摘するところだったけど、ちょうど心理学で「人は記憶を捏造する」という話を勉強していた頃だったので、その場は適当に相づちを返して、彼に語らせるままにしておいた。

 

 彼は「私が話した」ということを忘れてしまったのだろう。
 そして都合よく「テレビの受け売り」ということで埋め合わせたのだろう。
 同時に「彼も、そろそろいい年なんで認知症が出始めてるのかもしれないなあ……」と残念に思ったりもした。

 しかし、それ以後あらためて彼の言動を振り返ってみると、実は「なんかムカつくからキレる」「すぐに忘れる」という特徴は昔から変わっておらず

「なんかすぐブツクサ文句をいう」けど「嫌なことがあってもすぐ水に流す」という彼の特徴として、私のほうが勝手に美化していたんだな……と数年経ってから気づいた。

 

 

③性格的な傾向
そう、表題の「楽観的な人」という傾向だ。
つまり「怒り出す」「自分の手柄にすり替える」という彼(彼女)らの厄介な行動は、本人たちにとっては「楽観的」な物の見方であり、彼らからすれば私のほうが「裏を取りたがる(あるいは、裏で何やら画策する)」「細かい事を気にする」「悲観的」な人ということになるのだ。

 

 たとえ事実と反していても、彼らが「信じている」内容であれば、それが彼らにとっての「真実」であり、

結局のところ本人の望んだ形で落ち着いている(というか、失敗に終わったケースは、彼らの中では「なかったこと」になる)ので
「なんだよ、やっぱり俺が(私が)正しいんじゃん!」「お前はいちいち細かいこと気にし過ぎなんだよ!」ということになる。

 

 当然このパターンを繰り返せば「常に正しいのは私」ということになる。
ゆえに彼らの中で失敗は「なかったこと」になる。
百歩譲って、彼らが「失敗した」と認知したことがあったとしても、それは彼らを持ってしても「失敗した」と受け入れざるをえない範囲の出来事であり、些末な失敗のほとんどは「他人のせい」だったりする。

 

まとめ
一見するとポジティブな意味でしか捉えられない「楽観的」という言葉だけど、
実のところ「事実を認知できない」「認知できない環境を一生構築しつづけてしまう」という問題も孕んでいる。

逆に(私も含めた)「悲観的」な人というのは、「事実を踏まえた上で(悲観的な)結果を例示しているだけ」ということも少なくない。
(これは「抑うつリアリズム」についても、通じる部分があると思う。)
※実際のところ、私が「判断できないようなこと」については、楽観的な……投げやりで適当な回答しかしていないことも、まあまあある。


何を重視するかは人それぞれなので、だからまあ……これ以後の結論は、完全に私の視点からの偏見なんだけれども

「楽観的」な人の意見は、環境的にも楽観的にあり続けた人なので、少し疑問に思ったほうがいいし
「悲観的」という言葉は、(楽観的な人からの)相対的な評価に過ぎないことも多いので、あまり振り回されないほうがいいかな、と思いました。

 

※ この話を書いてる最中に偶然見つけた、為末大さんのnoteも参考にされたい

note.com

 

スクスタ ボイストレーニング×3 100回分

はじめに

今回「も」というか、いつも以上に特に目新しい話はありませんw

 

とりあえず結果

f:id:aba3:20201104214646j:plain

いつもどおり、sa-gaさんの調査結果もあわせて参考資料として載せています。
まあ、時期はだいぶ空いているのですが、変化があるようには見えないですね。
ちょっと流星スキルのドロップが少なかったかな?って程度。

 

メンバーの配置場所によるひらめきの量

f:id:aba3:20201104214746j:plain

 

メンバーの配置場所別の結果です。

(左から順に①~⑨、リーダーは⑤)
前回同様、リーダーがひらめくのは、他のメンバーの倍くらい。
流星は(たぶん)ランダム。という、これも出尽くした感じの情報です。

だいたい話は以上です。

 

以下、個人的な感想。

 

ボイストレーニング×3の特徴

調査期間でお気付きの方もいるかと思いますが、今回はSBL間に合わせでチケット使いましたw

f:id:aba3:20201104214906p:plain

これを付けたかった果林さん

ボイストレーニング×3を選択しているのは、特技発動率+[小]:仲間・流星スキルの特技発動率UP・スタミナ回復[小]が狙えるからですね。
あと、ふつうに金銀マカロンが貯まるのでかなり美味しいです。

f:id:aba3:20201104194300j:plain

でも個性2とひらめきの回復は、カウントされないらしい

えー、せっかく果林さんにがんばって付けた意味が……w

 

気を取り直して。

特技発動率+[小]:仲間は、比較的よく出るので、とりあえずこれで埋めると良いと思います。

f:id:aba3:20201104215017p:plain

スノハレ凛ちゃん

ちなみに以前、特技発動率+[中]:仲間で埋めようと頑張っている人を見かけましたが、特技発動率+[中]:仲間は100回に1回くらい出るかどうか。

 

(以下、妄想ですが)
特技発動率+[中]および[大]が出現するのが6/100程度で、そこから現在排出されない「ユニット」を除く7種類5種類(同作戦と同属性は、瞑想とストレッチで出るので残り5種類)の中から、お目当ての対象「仲間」がようやく選ばれる感じだと思います。
つまり同学校とかがやたらと出てるときは、おそらく仲間が外れてるときかなって。
おそらく特技発動率+[中]:仲間で埋めるのって、バッヂを使わずにランニング*3でアピール+[中]:同作戦を狙うのと同じぐらいの難易度じゃないかと……
(腕立て伏せ*3でアピール+[中]:仲間を狙うほうが、まだマシな気が……)

 

 特技発動率UP

f:id:aba3:20201104215308p:plain

うちの善子ちゃん

ちなみに特技発動率+[中]:タイプは、狙って付けてるわけではないですw

対象範囲を考えると特技発動率+[小]:仲間のほうが使い勝手は良いと思ってるのですが、まあせっかく付いたし、わざわざ付け変えなくても……という感じ。

 

で、流星スキルの特技発動率UPは、普通に考えると弱いんですが、ボイトレでドロップするひらめきは、発動タイミングがAC時なので、プレイングを意識すれば結構使える部類だと私は思っています。

f:id:aba3:20201104215921p:plain

特技発動率UP[大]:AC時がついた!

発動率自体も(パッシブスキルと比べて)高めに設定されているし、ライブスキルなのでおそらくは特技と同じように加算されているはず。
そのあたりの仕様はおくーやさんの調査結果が分かりやすいかと思います。

blog.livedoor.jp


具体的な使い所としては、最近よく見かけるACクリア条件の「特技○回以上」と、SBLの特技賞。 

f:id:aba3:20201104215756p:plain

SBL編成例(特技賞と回復賞ねらい)


これはSBL編成の、まあよくある、赤と青の作戦を切り替えまくるやつなんですけど、
ACに入るタイミングでは、少し作戦切り替えを遅らせてでも、赤作戦で最初の4~5ノーツを処理します。
そうするとさっきの希さんの特技発動率上昇の特技が対象:全員ですので、青作戦にも特技発動率上昇状態を持ち込める感じです。
(この編成はGdタイプ4人も使うためSPが枯渇しがちなので、青作戦の先頭にかよちんを入れて、SP獲得をカバーしています)

 

とはいえ、AC時22%で5ノーツのみと効果も短いので「運良く(運悪く?)付いたらひとまずキープ」というレベルで良いかと思います。

(別にそこまで厳選してつけるほどではないと思う)

 

f:id:aba3:20201104220106p:plain

フェス鞠莉とフェス善子さえ来なければ

フェス鞠莉とフェス善子をしっかり持っていそうな相手からは、全力で逃げますw


以上、なにかの参考になれば幸いです。

スクスタ 瞑想×3 150回分の記録と妄想

はじめに

今回も、特に目新しい話はありません。
が、ちょっと気づいたことなどを書いていきたいと思います。
なお今回は表題にもあるとおり150回分ですので、前回までの値と比較しやすいように100分率にした値も併記しています。

(しつこいようですが、確率ではありませんので、ご注意ください)


前回までの結果と今回の150回分のまとめ 

f:id:aba3:20201029033843j:plain

 sa-gaさんの結果も合わせますと、550回分の合宿結果になりました。
(実は掲載していない、ノート6冊期間の瞑想×3、84回分の記録もあるのですがw これは、ややこしくなるので、手元に封印しておきます。)

 

あと1点、お詫びがあります。
表のオレンジに塗ったところですが、前回のノート6冊期間の結果で「クリティカルUP[中]:残80%時/タイプ」が集計から漏れていました。(そもそもこの表から行が抜けていた)
修正すると同時にお詫び申し上げます。すみませんでした。


その1 メンバーの配置場所について

f:id:aba3:20201029033923j:plain

今回は、ひらめいたメンバーの配置場所も記録に取ってみました。

(左から順に①~⑨、リーダーは⑤です)
リーダー以外は場所で偏りとかないのかな?とか、流星が落ちてくるのは本当にランダムなの?とか思ったからなのですが。
まあ例によって150回程度じゃわからないですねw

 いちおうリーダーがひらめくのは、他のメンバーの倍くらい。
 流星は(たぶん)ランダム。
という、まあまあ予想通りの結果です。
これは今後他の合宿組み合わせをやる際にも、いちおう記録を取っていこうかと思います。

 

その2 合宿ノートによるひらめきの確率

そう。これの振り返りが今回の検証の目的だったのですが。
f:id:aba3:20201029034320j:plain

ひらめきの合計数を見ると、ちょっとうーんって感じ。

①イベント前→73
②ノート0→83
③ノート5→66
④ノート6→80
⑤イベント後→87.33 (131/150)
 
(以下は妄想ですが)
ノート5冊だろうが6冊だろうが、7冊所持時と同様の抽選が行われて、合宿ノートの所持数に合わせて当選する……という処理だったんじゃないかなと思います。

(ノート回収ごとに単純にひらめきの選択肢が増えていく仕組みなら、ノートの所持数に比例して合計数も増えていくはず。でもそれならそれで、ノート未所持もイベント期間中は等しく下げてほしいよね。1冊でもノート取って参加した人が損をするってどうなの。)
まあ、あくまで100回程度の記録なんでね。

ブレの範疇ではありますし、あくまで妄想で感想です。

 


その3 アピール+[小]:仲間の出現率の変化

そもそもこの一連の再検証を始めるきっかけが、とある配信の視聴者コメントで「6月?にアピール+[小]:仲間の出現率が、サイレントで下げられた」という噂を聞いたからだったんですが、いちおうこれについては支持しない方向、という見解を出しておきますね。
何度も繰り返し言いますが、「100回程度じゃブレるし、数回出ない状況が続くと、そう思いがち」って話だと思います。


で、いちおう(以前にも感想としてつぶやいたこともある)フォローなんですが、
流星系のスキル(瞑想*3ならクリティカルUP~AC時)は、ほんの少し出現率が上方修正されてるっぽいです。
(多分それが2020年6月の合宿素材ドロップ量増加のタイミング。私はこの頃は雑な記録しか取っていなかったので、明言はできませんが。)
sa-gaさんの記録と比較しても、いちおうふわっと増えてるのは分かるかと思います。

アピール+[小]:仲間を目当てにしていると、それ以外のスキルはノイズでしかないので、ノイズが増える=アピール+[小]:仲間の出現率低下と錯覚しますが、実際はそうでもないよ、と慰めておきます。

 


その4 ひらめき抽選の機序

流星が別枠っぽいのは、その1の結果を見てもそうなんじゃないかな、と思います。

気になっているのは「バッヂを使った同一メニューで、同キャラ同時が、流星以外発生しなくなる(もしくは極端に確率が下がる)」という点。
最初はメニューが同一種だと1回の抽選になるのかな?とか思ってたんですが、少なくとも今回の結果でそれは否定されました。
同キャラ同時2つも、流星が絡めば同キャラ同時3つも、バッヂを使わない状態で起きるのです。

f:id:aba3:20201029035008p:plain

同キャラ同時3つ

そもそも同キャラ同時の確率が低いのでは?といえば、たしかにそうなのですが、ならば1枠確定のバッヂ使用時に、逆に複数同時が頻発しない理由がわかりません。
(★1以上確定で、確率が下がっているから……とはいえ、それならボルテージUP[中]あたりが重なるケースが頻発してもおかしくないはずだし、2種・3種のメニューではバッヂを使っても数十回に1回程度で発生する。)

思うところは色々あるのですが、こればかりは環境が変わらなければ、永遠の宿題になりそうですね。(バッヂの供給量も減ってしまったし)

 


その5 今後の予定

最近引いたGdタイプにひらめきをつけたいところではあるんですが、マカロンの偏りがひどく、かつアピール+[中]:仲間もほしいけど、あのライブスキルのほうのアピール+[中]のドロップ具合も確認したい……ということで、腕立て伏せ・ダンス・ダンスの組み合わせをやっていこうかと思っています。(というかやってます)

f:id:aba3:20201029035547p:plain

さいきん引いたGdタイプのひと(という名目で璃奈ちゃんのかわいさを伝えたかった)

いちおうsa-gaさん調査の腕立て伏せ*3の100回分の記録もあるので、まずはいったん100回時点で比較ができたら……と思っています。

 

 番外 クリティカル+[中]:同属性

そういえば、アピール+[小]:仲間ほしさに瞑想回してると稀に出てくるクリティカル+[中]:同属性なんですが、クリティカル型を考える上では重要なひらめきなんですよね。

このあたりは、浦の星パソコン部 (@devsifmatch) さんの記事が詳しいです。

note.com

私ぐらいのランク(まだ100には届かない程度)だと、狙って作れる領域ではないのですが、アピール+同属性持ちの個性を持つキャラで、クリティカル+[中]:同属性を拾えたら、いったんキープしておいても良いのかなとか思いました。

 

以上、なにかの参考になれば幸いです。

スクスタ 合宿についての推測

はじめに ~ 結論

かなり長い話になりますので、先に結論を書きます。
スクスタをそこそこプレイされている方にとっては、特に目新しい話はありません。

合宿のおすすめ組み合わせは、以下の通りです。
(なお、この記事では合宿組合わせのことを「メニュー」と表記することもあります)

 ①瞑想+瞑想+瞑想 で アピール+[小]:仲間あるいはアピール+[小]:全員
 ②ランニング+ランニング+ランニング で アピール+[中]:同作戦
 ③ボイストレーニングボイストレーニングボイストレーニング で SBL対策に特技発動率+[小]:仲間など
 ④腕立て伏せ+腕立て伏せ+腕立て伏せ で アピール+[中]:仲間

 

あと細かい組み合わせ固定でひらめくスキルとかもありますが基本はこの4つです。

ホントにそのへんのまとめとかに掲載されてるのと同じ話でしたねw
結論を知りたい方に向けては以上です。ありがとうございました。

 

前提 100回検証の意義

さて、ここからはこの結論に至った経緯などを詳しく話していきます。

私の話は、sa-gaさんという方が実施した「おすすめの合宿組み合わせ」を100回ずつ試行した結果( 【スクスタ】おすすめの合宿組み合わせを徹底検証【100回で出るの確率は?】 - saganoblog )を参考に、考察を進めています。
ここ数か月更新が止まっていて、とても残念なのですが……

 

概要を説明すると、いろいろな組み合わせの合宿を100回ずつ試行し、そこからひらめきの出現率を探ろうという主旨の挑戦でした。
そもそも、どこで組み合わせスキル出るのかも判然としない頃に(瞑想*3とかランニング*3とかメジャーどころは知られていましたが)
「全部で120パターンなら、捨てアカ使って100回ずつ確認してやらー!」というチャレンジングな検証で、私もひそかに応援していました。

 

残念な点としては、100回中の出現回数をそのまま「出現率」としてしまったことでしょうか。
このゲームのひらめきスキルは、種類によっては1%あるいはそれ以下という確率に設定されており、実際には100回の試行程度では出現しないスキルがあったり、逆に試行した100回では7回~8回と出現していたものが、同じメニューの別の100回では、まったく出現しなくなったりすることすらあります。

 

f:id:aba3:20201014162340j:plain


これは、私自身がつい1か月ほど前の合宿イベント中に瞑想*3を100回ずつ試行した結果ですが、
 ②合宿ノートを持っていない状態で7回出現していたクリティカルUP[大]:AC時が、次の100回(③ノート5冊所持)では、1回も出現せず
 さらに次の100回(④ノート6冊所持)では、ふたたび7回も出現しています。

この結果を見て「ノート5冊だと、クリティカルUP[大]:AC時が出なくなるんだ!」と結論付けるのは早計ですよね。

 

でも実際には「合宿イベントなんてクソイベントでノートを(5冊)取らされた弊害で、出なくなったスキルがある!」と思ってしまいがちですw
特に③までの結果を見た時点では。

 

ですので、出現率が数%みたいな世界を、観測だけで推測する際には、非常に慎重になる必要があります。
このあたりは統計などを勉強されてきた方には、当然のことと思われがちですが、実際にその数%のブレで「出現する/しない」の、言わば「勝ち/負け」を体感させられると、案外ヒトは脆く、信じ込みやすいです。
こんな大したことのないゲームの、それこそある程度結果が分かっている試行の再検証であっても、それは同じです。


少し話がそれました。
「100回の検証」というのはそれなりに大変で、結果を信じたくなる(というか鵜呑みにしたくなる)ものではありますが、相手が「数%」みたいな世界の話なので、あくまで「ある100回の試行結果では」ということを常に意識してお読みください。
(実際の統計でしたら1,000回~10,000回、治験のような生命に影響のある話でしたら100,000回とかが基準になりますよね)

では、逆にどのあたりが信用でき、注目すべき点なのか。
この100回(あるいは100回+α)の検証では「確率は定かではないが、少なくとも出現する」という話と「明らかにAとBを比較した場合、どちらかが多い」という点ではないかと思います。

ここまでが今回の検証結果を扱う上での前提です。


どの合宿メニューを優先するか

冒頭に4つのメニューを紹介しましたが、①③については必要に応じて自由にやったらいいと思います。
というのも、まず①の瞑想*3によるアピール+[小]:仲間ですが、これは比較的出現頻度も高く、仮にあとから「いやこの子にはアピール+[小]:仲間じゃなくて、回復のひらめきのほうが良かったなあ……」なんて思ったときでも、その出現頻度の多さから気兼ねなく消せますw
その割には、付ければ確実に戦力アップできますので、少しでも使う可能性のあるキャラには積極的に付けると良いでしょう。

 

f:id:aba3:20201014162708p:plain

たとえばうちのUR穂乃果ちゃん。

初期によくわからないながらも「瞑想・瞑想・腕立て伏せ」とか色々やっていた結果、アピール+[小]:仲間とアピール+[中]:仲間が付いています。

実際はスタミナ偏重のステータスを考えるとスタミナ回復かシールド獲得のほうがいいかな、と思っています。まあアピール+[小]:仲間のままでも問題ないのですが。

 

一方でアピール+[中]:仲間は……出現頻度を考えると、消して書き換えるにはかなりの抵抗がありますね。

まあこれもアピール+[中]:仲間のままで問題があるわけではないので、おそらく一生この穂乃果ちゃんの個性として抱えることになるかと思います。

(でもいわゆる「完全体」を目指すなら、ノイズではありますよね)

 

そこらへんの閾値は人によりそれぞれ……だとは思いますが、この「消すことへの徒労感(罪悪感)」を回避するには、無難な瞑想×3で一旦とどめておく、というのも一つの選択かと思います。

 


③のボイトレ*3も、比較的気楽にやってもいいと思います。
特技発動率+[小]:仲間であれば、わりと出現頻度は高いですし、なにより金銀マカロンという別の目標を持てます。
特技発動率+[小]:仲間を付けることをお勧めしたいキャラは何人かいますが、それはそれでちょっと長くなりそうなので、その紹介はまた今度にします。


なお、sa-gaさんは「瞑想+瞑想+腕立て伏せ」や「瞑想+腕立て伏せ+腕立て伏せ」の2種混成メニューによる結果の変化と、それらのメニューの推薦もしていましたが、個人的にその論は疑問視しています。

 

理由は、合宿中のアニメーション演出です。

f:id:aba3:20201014170103p:plain

 

合宿中は3つのシーンのアニメーションが流れてひらめく演出が入るのですが、実際にひらめくスキルはこのアニメーションにあったものが出現します。

f:id:aba3:20201014170552p:plain

たとえば、瞑想+瞑想+腕立て伏せの場合、瞑想してるシーンでひらめけば、アピール+[小]:仲間やクリティカルUP[大]:残80%時など、瞑想*3でひらめくスキルになり
腕立て伏せのシーンでひらめけば、クリティカルUP[大]:30%達成時など、腕立て伏せ*3でひらめくスキルになります。*1


sa-gaさんの論では、「瞑想+瞑想+腕立て伏せ」や「瞑想+腕立て伏せ+腕立て伏せ」でも、「もともと低確率のアピール+[中]:仲間が出現することに変わりは無いから、両方狙える混成メニューがお勧めだよ!」という話でありました。
実際に、ある100回の観測では、混成メニューのほうが低確率のアピール+[中]:仲間の出現回数が増えていたりしたこともありました。

ただ、それは前提でお話した「100回の検証」という粒度の限界であり、誤差の範囲ではないでしょうか。
ゆえに私は、半信半疑で混成メニューの可能性を信じつつも、ちょっと別の角度から検証を行うことにしました。
これが今回お話ししたい内容です。

 

いちばんほしいのは、アピール+[中]:同作戦

みんな大好きアピール+[中]:同作戦ですw
②ランニング+ランニング+ランニング で ひらめくのですが、なにせ確率がめちゃくちゃ低い。

 

f:id:aba3:20201014163605j:plain

これは、ちょうど今朝方まで行った、バッヂ100個を使っての検証結果ですが、バッヂを使ってこれですからね。
で、ここで私はちょっと考えました。
「確実に出るのはランニング*3だけど、ランニングを含むメニューなら出現する可能性はあるし、なんかチートできないかな」とw


ここで目を付けたのが「ランニング+ランニング+水泳」でした。
このメニューを選んだ理由は以下のようなものです。

 

①水泳*3におけるSP特技UP[小]:残80%時の出現頻度が高い(ように見える)

 たいていの単一種メニューには、ひらめきやすいランクDのスキルが2枠あり、それらは100回中16~20の出現頻度であることが多いです。

 いっぽう水泳*3におけるSP特技UP[小]:残80%時は、sa-gaさんの結果でも私自身が数えたときでも20回を超えておりました。

 この結果がたまたまであったとしても、バッヂを使ってこれらの出現可能性を潰してしまえば、ランクC以上の選択肢が相対的に増えるのでは?と考えました。

 

②水泳*3における、ひらめきスキルの選択肢が少ない

 まあこれは、ぱっと見でそう見えたというだけの話です。

 おそらくSP特技UPが[小]しか存在しないため、そう見えたのかもしれません。

 

③ランニング+ランニング+水泳は、少なくともアピール+[中]:同作戦が出る
 実際に結果を採集するよりも前から、何回か試行した際にアピール+[中]:同作戦・アピール+[中]:同学年の出現は確認できていました。
 一方でアピール+[大]の出現は確認できておらず、これはもしかして、アピール+[大]が出ない分、他のランクCスキルの出現頻度が上がるのでは?と考えました。

 実はこれまでのsa-gaさんや私自身の検証でも、アピール+[大]など特定のスキルが出現しない組み合わせがある、というのはときどきありました。
 これが「特定のパターンでは出現しないもの」なのか「単純に確率の低さによるもの」なのかは、この時点では判断できませんが。

 

そこで、今回実際にバッヂを使って試し始めました。
そして、33回目の合宿で……

 

f:id:aba3:20201014164132p:plain

おまえ、出るのかよー?!!!
つまり③の「特定のパターンでは出現しないもの」説は否定されましたw

というか、わりと自分の中では③のウエイトが大きく、③が成り立つのであれば、混成メニューに対してテーブルが設定されている可能性もあるのかな、と思っていました。
(③が成り立たないのであれば、2:1で設定したメニューは2:1の頻度であり、100回程度で見られる出現頻度のバラつきは誤差の範囲内なのかな、とも)

 

f:id:aba3:20201014164413j:plain

よって、このランニング+ランニング+水泳の検証はこの34回で中止とさせていただきました。

なお、この34回の検証であっても、水泳系のひらめき12に対してランニング系のひらめき17、どちらに由来するのかわからないボルテージ獲得が6という結果は得られています。

 

  1. つまり2:1の混成メニューの場合、比率は分からないながらも、2つ設定したほうのメニューのひらめきが出現しやすい
  2. ランニング*3とランニング+ランニング+水泳のランニング系のひらめきの数を比較すると、明らかにランニング*3のほうが多い(まあこれは水泳というノイズが入るので当然ですが)

ゆえに、現時点での結論としては「ほしいスキルがあるなら、素直に3つ同じメニューをやっておけ」という感じです。あーあー

 


というわけで、結論

 最初に書いた通り、欲しいスキルに合わせて素直に3つ同じメニューをやるのが良いかと思います。

 

 私と同じような疑問を抱いて、無駄な墓標を増やすのは忍び難いとも思いましたし、特に新しい発見もない検証結果ではありますが、自身の供養のため掲載しました。
 もちろんこの結果を足掛かりにして、新たな検証をされても構いませんし、その礎としていただけるのであれば幸いです。

*1:とはいえ、アニメーション演出自体は結果を表示しているだけで、ひらめきの確定は合宿スタート時(バスが走ってるシーン)で既に決定されてるっぽいですけどね。
そのバスのシーンでアプリが落ちると、再起動時に合宿の結果だけが表示されます。

さいきんblog書くのを再開しようかなあとか思っていた

表題の通り。

「わざわざ私の気持ちやら意見やらを、blogみたいな記事で残さなくても……」というblogに対して否定的な思いと、「私が書きたいと思う話は長文になりがちなので、Twitterで書くとみんなの邪魔になりそう……」という消極的ながらも肯定的な思いを抱えながら、

 

「きちんと文章にまとめようとすると1時間程度じゃ終わらなくなるから、めんどくさいし、私の意見は墓場まで抱え落ちしよう!」とか思ってました。

多少のぼやきならTwitterでも吐けるしね。

 

ただね、それなりに時間かけてまとめた話を、改めて自分で読み直したいと思ってもTwitterは探しにくいんですよね。だからちょっとblogを再開しようかな、と。

 

で。

このblogの存在は覚えていたものの、ここは破棄して、なんか新しくて書きやすそうなblogサービスでも使おうかなって思ったんですが、やっぱ新しく探すのめんどくさいなってw

 

そんなわけで、ここで再開しようと思った次第です。

とりあえずしばらくの間は、ここ1年くらいやってるスクスタの話でも書こうかと思ってます。(そんなに濃い話ではないんだけど、興味のない人も見ているTwitterに書くにはちょっと重いかなって話)

ライブに行ってきました

先日、某アニメの声優さん(たち)のイベントっていうかライブに行ってきました。

イベント自体はとても楽しかったです。

私は中の人自体には、そんなに興味ないのですが、それでも「わーかわいい!」と素直に感動しました。目を閉じればあのアニメのキャラがそのまま脳裏に再現できますし、3次元に視点を戻しても振り付けとか「ああいう動きがかわいく見えるんだ、なるほど!」とあんまり自分にはフィードバックできない知見を得たりしました。

 

で。そのイベント自体は楽しかったのですが……

ライブの観客席のノリってどうしてああなんでしょうね。

多分アイドルのライブとかでも同じなんだと思うんですけど、ひしめき合う豚小屋というかラッシュアワーの様相で、ステージは天国のようなのに、客席はとても居心地が良いとは言いづらい。正直私はしんどいw

何度も通っていれば、だんだんあのノリに付いていけるのだろうし、あの中でも仲間ができると楽しめるとは思うんです。グループで来られている方たちも楽しそうでした。

ただ、私はそこまで付いていけるかなあ、と思うとちょっと次回の申し込みにはためらいが出ています。どうしようかな。

数学に対して個人的に感じたことなど

 

@hyuki 先生の質問箱への回答スレに対して

 

 

 
とまあ、がばがばなレスを返しましたら、(私の予想を)はるかに超える反応があって、ちょっとびっくりしました。
そこで、これは、もしかしてそれなりに需要がある話題なのかなと調子づいたので、書いてみますね。
主に「数学が苦手だな」って人向けです。伝えたい事は、3点あります。

 

「数学の勉強は積み重ね」
「ノートを書こう」
「人によって理解の速度は違う」

の、3点です。

 


数学の勉強は積み重ね

 

数学に限らず「勉強」と名の付くものは、全般的に知識の積み重ねだとは思いますが。

私みたいな適当なプログラマだと「ライブラリを利用すれば当面の問題は解決できてしまう」という事が頻繁にあります。
その結果どうなってしまうかというと、「よく分からんが、こう書けば動く」という知識だけが増えて、本質的な問題が見えないまま、根本的な対応ができなくなってしまいます。


まあいまのIT業界はそれでも良いのかもしれません。
(わりと原理・原則までは知らなくてもいい、「●●の経験者求む」になっていますから。)

 

ただ、数学の世界で私みたいなスタンスで勉強していると、どうなるか。


「公式を利用すれば、当面の試験は突破できてしまう」

……数学はよく分かってないけど、なんとなく世間では「理系っぽい」と呼ばれてしまう人のできあがりです!私のことです!


そこで私は、自分自身なにが理解できていないのか確認する必要があるな……と、社会人になってから自覚しました。
そんなわけで数学が得意だという知人に、聞いてみました。

 

「数学が苦手なんだけど、何かお勧めの本とかない?」

 

いま思えば相当無茶な質問です。
当然ですが、誰一人この質問に答えてくれる(答えられる)人はいませんでした。
「数学が得意な人というのは、数学で苦労していないから答えてくれないんだ!」とも思いました。
まあ、そういう側面もあるかもしれませんが、実際のところ「つまずく点は人それぞれ」です。
つまり私が「数学でつまずいている点」が分からないので、誰も(私以外に)答えようがないのです。
(自分の数学に関する知識というジェンガのスキマが、どこにあいているのか、自分にしか見えていない状況だと思います。)

そんなやりとりから数年が経ち、幸いあらためて勉強する時間ができました。
数学に対しても「人に聞いて分からないなら、自分でどうにかするしかないな!」なんて思ったのが半年前です。
そこで取り上げてみたのが、放送大学の「初歩からの数学」という講義でした。

 

初歩からの数学('12) | 放送大学オープンコースウェア

※ @yjszk さん から「OCWに含まれているよ」と、Twitterでご指摘いただきました。ありがとうございます!

 

 

ノートを書こう


(数学の)本を読むときに、本1冊に対して大学ノートを1冊用意しても良いんじゃないかな、と思いました。理由は2つ。

 

1つ目の理由。LaTeXとかWordとかで数式をいきなり電子化できるならそれでも良いのかもしれません。
でも、ほとんどの人がいきなりそこまで速い編集はできないんじゃないかと思います。
まずは手書きで良いと思います。
グラフだって、Excelで描くよりは手書きの方が早いです。
きれいに描けなくたって良いんです。自分の理解のために描くんですから。

 

2つ目の理由。「つまずく点は人それぞれ」「忘れる点も人それぞれ」
最初の項でも書きましたが、「なんとなく公式を覚えて」「それっぽく扱える」と、そのまま理解せずに見過ごしてしまうことがあります。
私の場合はプログラムなら、コードそのものがノートみたいなものなので、ちょっと行き詰まっても、自分のコードを見れば「ああ、あのときはこう書いて解決したな!」って、すぐに コピペ 思い出すことができます。
(そのスタイルが良くないんだけど……)

 

数学も初回は「こんな感じかな!」と理解したつもりでいたところに、勉強を進めていった先で「●●で解説した公式を当てはめます」と言われて、初めて覚えていなかったり、実は理解していなかったことに気付いたりすることが何度もありました。
こんなときに本を読み返したり、放送内容をひっくり返して見ていては、なかなか前に進むことができません。
そこで手掛かりになるのは、やっぱり自分で書いたノートだったりします。

「本1冊に対して大学ノートを1冊用意」と書いたのも、この「思い出す」作業を効率化するため。
本を読み終わってしばらく経ってから、なんらかの問題に当たった時「たしか●●という本で解法を読んだんだけど……」というところまでは思い出せることがあります。
そのとき改めて本を読み返さなくても、自分が取ったノートや描いたグラフをパラパラと見返すだけで思い出せたりします。

必要な知識を必要なときに素早く取り出せるようにしておくこと。
これを実現するために、本と自分でまとめたノートを紐づけて残しておくというのは、一つの手段なんじゃないかな、と思いました。
数学に限った話じゃないんですけどね。

 

人によって理解の速度は違う


これまで何度か書いてきた「つまずく点は人それぞれ」ということ。

私個人の例ですが、この「初歩からの数学」を見る前に、目次で「指数と数列、極限のあたりの理解があやふやかな…」とは思っていました。
でも、実は因数分解(の筆算)を本当に最後のほうまで理解していなかったことに気付きました。
(それこそ積分まで行き着いたあたりで、ようやく気付きました)


逆に数列や極限のあたりは、(意外にも)あまり苦労しませんでした。
これは、高校生の時の私は数列や極限を理解する手がかりが全くなかったのに対し、今は(専門学校で覚えた)プログラミングでfor文の概念があることが大きいからだと思いました。


余談になりますが、こういったことは「個性」のひとつだと私は思います。
プログラミングの経験の有無、あるいはもっと遡って九九を覚えているかどうか。
そういった経験のひとつひとつが、理解の速度を速めたり、あるいは(誤った知識が)邪魔してしまって理解を手間取らせてしまったりするんじゃないかと。

この「初歩からの数学」という同一の講義に対しても初歩からの数学('12) | 放送大学ノートの投稿を見ると、人によって難易度の感じ方の差がかなりあるようです。

 

小・中でやったことの再位置付け+高校範囲なのでかなり展開が速いです。「この辺、簡単」と思って飛ばしていると、いきなり難しいところにぶち当たります。 

 

私が特に同じ気持ちになったのは、この投稿。
本当に何度も展開が速すぎて「ちょっと待って!」と放送を一時停止しながら
「やっぱり私は、理解している気持ちになっているだけなんじゃないか」
「理解の速度が、他人と比較すると極端に遅い、劣った人間なんじゃないか」とめげそうになったのですが。

中学~高校の6年間を45分×15回に詰めているのですから、当然なのです。
その高校までの数年間の学習内容の背後には、数千年(数字の発明から考えたら数万年?)かけて発達してきた数学の歴史があるのですから。
多少手間取っても大丈夫!おかしくないよ!

 

という想いを、140文字に込めるのはちょっと難しそうだったので、あらためて書いてみました。