スクスタ 合宿についての推測

はじめに ~ 結論

かなり長い話になりますので、先に結論を書きます。
スクスタをそこそこプレイされている方にとっては、特に目新しい話はありません。

合宿のおすすめ組み合わせは、以下の通りです。
(なお、この記事では合宿組合わせのことを「メニュー」と表記することもあります)

 ①瞑想+瞑想+瞑想 で アピール+[小]:仲間あるいはアピール+[小]:全員
 ②ランニング+ランニング+ランニング で アピール+[中]:同作戦
 ③ボイストレーニングボイストレーニングボイストレーニング で SBL対策に特技発動率+[小]:仲間など
 ④腕立て伏せ+腕立て伏せ+腕立て伏せ で アピール+[中]:仲間

 

あと細かい組み合わせ固定でひらめくスキルとかもありますが基本はこの4つです。

ホントにそのへんのまとめとかに掲載されてるのと同じ話でしたねw
結論を知りたい方に向けては以上です。ありがとうございました。

 

前提 100回検証の意義

さて、ここからはこの結論に至った経緯などを詳しく話していきます。

私の話は、sa-gaさんという方が実施した「おすすめの合宿組み合わせ」を100回ずつ試行した結果( 【スクスタ】おすすめの合宿組み合わせを徹底検証【100回で出るの確率は?】 - saganoblog )を参考に、考察を進めています。
ここ数か月更新が止まっていて、とても残念なのですが……

 

概要を説明すると、いろいろな組み合わせの合宿を100回ずつ試行し、そこからひらめきの出現率を探ろうという主旨の挑戦でした。
そもそも、どこで組み合わせスキル出るのかも判然としない頃に(瞑想*3とかランニング*3とかメジャーどころは知られていましたが)
「全部で120パターンなら、捨てアカ使って100回ずつ確認してやらー!」というチャレンジングな検証で、私もひそかに応援していました。

 

残念な点としては、100回中の出現回数をそのまま「出現率」としてしまったことでしょうか。
このゲームのひらめきスキルは、種類によっては1%あるいはそれ以下という確率に設定されており、実際には100回の試行程度では出現しないスキルがあったり、逆に試行した100回では7回~8回と出現していたものが、同じメニューの別の100回では、まったく出現しなくなったりすることすらあります。

 

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これは、私自身がつい1か月ほど前の合宿イベント中に瞑想*3を100回ずつ試行した結果ですが、
 ②合宿ノートを持っていない状態で7回出現していたクリティカルUP[大]:AC時が、次の100回(③ノート5冊所持)では、1回も出現せず
 さらに次の100回(④ノート6冊所持)では、ふたたび7回も出現しています。

この結果を見て「ノート5冊だと、クリティカルUP[大]:AC時が出なくなるんだ!」と結論付けるのは早計ですよね。

 

でも実際には「合宿イベントなんてクソイベントでノートを(5冊)取らされた弊害で、出なくなったスキルがある!」と思ってしまいがちですw
特に③までの結果を見た時点では。

 

ですので、出現率が数%みたいな世界を、観測だけで推測する際には、非常に慎重になる必要があります。
このあたりは統計などを勉強されてきた方には、当然のことと思われがちですが、実際にその数%のブレで「出現する/しない」の、言わば「勝ち/負け」を体感させられると、案外ヒトは脆く、信じ込みやすいです。
こんな大したことのないゲームの、それこそある程度結果が分かっている試行の再検証であっても、それは同じです。


少し話がそれました。
「100回の検証」というのはそれなりに大変で、結果を信じたくなる(というか鵜呑みにしたくなる)ものではありますが、相手が「数%」みたいな世界の話なので、あくまで「ある100回の試行結果では」ということを常に意識してお読みください。
(実際の統計でしたら1,000回~10,000回、治験のような生命に影響のある話でしたら100,000回とかが基準になりますよね)

では、逆にどのあたりが信用でき、注目すべき点なのか。
この100回(あるいは100回+α)の検証では「確率は定かではないが、少なくとも出現する」という話と「明らかにAとBを比較した場合、どちらかが多い」という点ではないかと思います。

ここまでが今回の検証結果を扱う上での前提です。


どの合宿メニューを優先するか

冒頭に4つのメニューを紹介しましたが、①③については必要に応じて自由にやったらいいと思います。
というのも、まず①の瞑想*3によるアピール+[小]:仲間ですが、これは比較的出現頻度も高く、仮にあとから「いやこの子にはアピール+[小]:仲間じゃなくて、回復のひらめきのほうが良かったなあ……」なんて思ったときでも、その出現頻度の多さから気兼ねなく消せますw
その割には、付ければ確実に戦力アップできますので、少しでも使う可能性のあるキャラには積極的に付けると良いでしょう。

 

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たとえばうちのUR穂乃果ちゃん。

初期によくわからないながらも「瞑想・瞑想・腕立て伏せ」とか色々やっていた結果、アピール+[小]:仲間とアピール+[中]:仲間が付いています。

実際はスタミナ偏重のステータスを考えるとスタミナ回復かシールド獲得のほうがいいかな、と思っています。まあアピール+[小]:仲間のままでも問題ないのですが。

 

一方でアピール+[中]:仲間は……出現頻度を考えると、消して書き換えるにはかなりの抵抗がありますね。

まあこれもアピール+[中]:仲間のままで問題があるわけではないので、おそらく一生この穂乃果ちゃんの個性として抱えることになるかと思います。

(でもいわゆる「完全体」を目指すなら、ノイズではありますよね)

 

そこらへんの閾値は人によりそれぞれ……だとは思いますが、この「消すことへの徒労感(罪悪感)」を回避するには、無難な瞑想×3で一旦とどめておく、というのも一つの選択かと思います。

 


③のボイトレ*3も、比較的気楽にやってもいいと思います。
特技発動率+[小]:仲間であれば、わりと出現頻度は高いですし、なにより金銀マカロンという別の目標を持てます。
特技発動率+[小]:仲間を付けることをお勧めしたいキャラは何人かいますが、それはそれでちょっと長くなりそうなので、その紹介はまた今度にします。


なお、sa-gaさんは「瞑想+瞑想+腕立て伏せ」や「瞑想+腕立て伏せ+腕立て伏せ」の2種混成メニューによる結果の変化と、それらのメニューの推薦もしていましたが、個人的にその論は疑問視しています。

 

理由は、合宿中のアニメーション演出です。

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合宿中は3つのシーンのアニメーションが流れてひらめく演出が入るのですが、実際にひらめくスキルはこのアニメーションにあったものが出現します。

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たとえば、瞑想+瞑想+腕立て伏せの場合、瞑想してるシーンでひらめけば、アピール+[小]:仲間やクリティカルUP[大]:残80%時など、瞑想*3でひらめくスキルになり
腕立て伏せのシーンでひらめけば、クリティカルUP[大]:30%達成時など、腕立て伏せ*3でひらめくスキルになります。*1


sa-gaさんの論では、「瞑想+瞑想+腕立て伏せ」や「瞑想+腕立て伏せ+腕立て伏せ」でも、「もともと低確率のアピール+[中]:仲間が出現することに変わりは無いから、両方狙える混成メニューがお勧めだよ!」という話でありました。
実際に、ある100回の観測では、混成メニューのほうが低確率のアピール+[中]:仲間の出現回数が増えていたりしたこともありました。

ただ、それは前提でお話した「100回の検証」という粒度の限界であり、誤差の範囲ではないでしょうか。
ゆえに私は、半信半疑で混成メニューの可能性を信じつつも、ちょっと別の角度から検証を行うことにしました。
これが今回お話ししたい内容です。

 

いちばんほしいのは、アピール+[中]:同作戦

みんな大好きアピール+[中]:同作戦ですw
②ランニング+ランニング+ランニング で ひらめくのですが、なにせ確率がめちゃくちゃ低い。

 

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これは、ちょうど今朝方まで行った、バッヂ100個を使っての検証結果ですが、バッヂを使ってこれですからね。
で、ここで私はちょっと考えました。
「確実に出るのはランニング*3だけど、ランニングを含むメニューなら出現する可能性はあるし、なんかチートできないかな」とw


ここで目を付けたのが「ランニング+ランニング+水泳」でした。
このメニューを選んだ理由は以下のようなものです。

 

①水泳*3におけるSP特技UP[小]:残80%時の出現頻度が高い(ように見える)

 たいていの単一種メニューには、ひらめきやすいランクDのスキルが2枠あり、それらは100回中16~20の出現頻度であることが多いです。

 いっぽう水泳*3におけるSP特技UP[小]:残80%時は、sa-gaさんの結果でも私自身が数えたときでも20回を超えておりました。

 この結果がたまたまであったとしても、バッヂを使ってこれらの出現可能性を潰してしまえば、ランクC以上の選択肢が相対的に増えるのでは?と考えました。

 

②水泳*3における、ひらめきスキルの選択肢が少ない

 まあこれは、ぱっと見でそう見えたというだけの話です。

 おそらくSP特技UPが[小]しか存在しないため、そう見えたのかもしれません。

 

③ランニング+ランニング+水泳は、少なくともアピール+[中]:同作戦が出る
 実際に結果を採集するよりも前から、何回か試行した際にアピール+[中]:同作戦・アピール+[中]:同学年の出現は確認できていました。
 一方でアピール+[大]の出現は確認できておらず、これはもしかして、アピール+[大]が出ない分、他のランクCスキルの出現頻度が上がるのでは?と考えました。

 実はこれまでのsa-gaさんや私自身の検証でも、アピール+[大]など特定のスキルが出現しない組み合わせがある、というのはときどきありました。
 これが「特定のパターンでは出現しないもの」なのか「単純に確率の低さによるもの」なのかは、この時点では判断できませんが。

 

そこで、今回実際にバッヂを使って試し始めました。
そして、33回目の合宿で……

 

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おまえ、出るのかよー?!!!
つまり③の「特定のパターンでは出現しないもの」説は否定されましたw

というか、わりと自分の中では③のウエイトが大きく、③が成り立つのであれば、混成メニューに対してテーブルが設定されている可能性もあるのかな、と思っていました。
(③が成り立たないのであれば、2:1で設定したメニューは2:1の頻度であり、100回程度で見られる出現頻度のバラつきは誤差の範囲内なのかな、とも)

 

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よって、このランニング+ランニング+水泳の検証はこの34回で中止とさせていただきました。

なお、この34回の検証であっても、水泳系のひらめき12に対してランニング系のひらめき17、どちらに由来するのかわからないボルテージ獲得が6という結果は得られています。

 

  1. つまり2:1の混成メニューの場合、比率は分からないながらも、2つ設定したほうのメニューのひらめきが出現しやすい
  2. ランニング*3とランニング+ランニング+水泳のランニング系のひらめきの数を比較すると、明らかにランニング*3のほうが多い(まあこれは水泳というノイズが入るので当然ですが)

ゆえに、現時点での結論としては「ほしいスキルがあるなら、素直に3つ同じメニューをやっておけ」という感じです。あーあー

 


というわけで、結論

 最初に書いた通り、欲しいスキルに合わせて素直に3つ同じメニューをやるのが良いかと思います。

 

 私と同じような疑問を抱いて、無駄な墓標を増やすのは忍び難いとも思いましたし、特に新しい発見もない検証結果ではありますが、自身の供養のため掲載しました。
 もちろんこの結果を足掛かりにして、新たな検証をされても構いませんし、その礎としていただけるのであれば幸いです。

*1:とはいえ、アニメーション演出自体は結果を表示しているだけで、ひらめきの確定は合宿スタート時(バスが走ってるシーン)で既に決定されてるっぽいですけどね。
そのバスのシーンでアプリが落ちると、再起動時に合宿の結果だけが表示されます。